中村 桃佳 | TOP ROOKIE 2019|ボートレース

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4823中村 桃佳

なんとかなるさ!

Information 2018年3月現在

  • 生年月日:1993/2/3
  • 支部:香川
  • 出身地:香川
  • 身長:156cm
  • 体重:45kg
  • 登録期:114
  • 級別:A1
  • 血液型:B

水神祭記録

レーサーズ図鑑

初出走
2014年5月2日~ ボートレース丸亀 一般
初1着
2014年11月25日~ ボートレース桐生 一般
初優出
2016年1月8日~ ボートレース大村 一般
初優勝
2016年1月16日~ ボートレース下関 一般

Q & A

Qトップルーキーに選ばれていかがですか?
A素直に嬉しい。とても光栄に思います。
Qレース前のルーティーンはありますか?
A特になし
Q同世代でここは負けない!というところはありますか?
A負けず嫌いさ
Qリラックス方法をおしえてください。
A頭の中を真っ白にします
Q今後の目標を教えて下さい。
ASGの常連になる事

中村 桃佳 選手の
ここがすごい

高いポテンシャルで
SG戦線に殴り込め!

デビューから半年で初1着。これは近年の女子新人レーサーとしてはかなり早い達成だ。1年以上は5着6着ばかりという選手も珍しくないなか、デビュー直後から舟券に絡み、コンスタントに上位着順を取った。女子トップクラスの先輩のなかには、「中村さんという新人はうまい。強くなる」と高く評価していた者がいたくらいだ。事実、デビュー1年8カ月目にB1級の身の上で、SGウイナーを撃破して初優勝。その衝撃度は、女子レース以外で初優勝を果たしたということもあって、実に大きかった。

デビュー5期目にA1級に昇級というのもかなり早い。そして、17年ボートレースオールスターでは、110期以降の若手の先陣を切ってSG初出場。その出世スピードは近年の女子レーサーでは図抜けている。昨年は、年末のクイーンズクライマックスにも出場を果たし、すでに女子トップクラスの仲間入りを果たしている。今後はSG戦線をもにぎわす存在になるはずだ

TOP ROOKIEの横顔

視座は、
「ファンのために走る」こと

「正直、女性だけのレースよりも男性と戦いたい気持ちがあります」。こう話す中村桃佳は兄弟レーサー。ボートレースが大好きな父の影響もあり、自然に兄・晃朋とともにこの世界に進んだ。根っからの勝負師である。それでいて、「実はとても話しやすい人です。一見怖そうですが…」と多くの女子後輩から聞いたことがある。集中はするが、無用なこだわりがなく飾り気もない。気を回すより、正面から率直に向き合ったほうがいいタイプだ。

語り草になっている初優勝は返す返すも見事なレースだった。デビュー2年目の2016年1月、下関の優勝戦メンバーは、市川哲也・生方厚成・岡本慎治・江口晃生・樫葉次郎とツワモノぞろい。SGウイナーも加わった強豪を相手に5コースから見事なまくり差しを決めた。以来、女流プロのシンボルとして活躍する中で、2018年のG2レディースオールスターも取った。ファン投票1万35票は4位。ドリームメンバーに選ばれ参戦したびわこで、あろうことか初日の試運転中に転覆。影響がなかったはずがない。実際、ドリーム戦は6着。そのまま帰郷しても批判されなかっただろう。

しかし、「ファンのために…」と思い直しレースを続けたのだ。結果は、2日目以降3連対をキープして優勝戦1号艇。インから逃げて栄冠を手にした。「ファンのため」と思って走った結果をファンが祝福してくれた…。人生最高のご褒美に、どうやら一人泣いたらしい。美しい話だ。

フライング禍もあり、2019年のレース出走は今のところ未定。制約はあるが、ファンのために走ることで苦境を勝機に変えてきた中村桃佳のこと。スタートだけではなく、ゴールまであきらめない粘りで期待に応えるはずだ。そのバックグラウンドには、男性にも負けないターン技術がある。

中村 桃佳 選手のこのレースがすごい!2018

2018年びわこG2 第2回レディースオールスター最終日 優勝戦(3月11日)デビュー3年10カ月でG2制覇!

中村桃佳の高いポテンシャルを改めて知らしめることとなったレディースオールスター。実はこの節の初日、試運転中に転覆をしている。これがけがの功名で、転覆整備をしたことでモーターの気配が変わった。ドリーム戦こそ6着に敗れたが、その後3連勝で主役候補に躍り出ている。

予選は2位突破で、準優勝戦はしっかりと逃げ切った。このままいけば優勝戦は2号艇かと思われたが、予選トップの遠藤エミが準優でフライング。中村に1号艇が転がり込んでくる。中村はこのチャンスを生かしきった。優勝戦2号艇には同支部の大先輩・山川美由紀がいたが、中村はまったくひるまない。堂々のトップスタートを決めると、危なげなく先マイして、そのまま逃げ切ったのだ。デビュー3年10カ月でのG2優勝。それまでも将来性を認められていたが、この瞬間、中村桃佳は完全にトップレディースの一人に名乗りを上げたのである。