春高バレー出場を目指していたので、ほとんど部活しかしていなかったですね。帰りが終電になることもあったし、休みは大晦日と元旦だけみたいな感じだったので、友達と遊びに行く時間もほとんどなかったです。

佐賀県でひさしぶりに女性のボートレーサーが誕生したという話を聞いて（118期の小芦るり華選手）、興味を持ったのがきっかけでした。試験に合格して中退したので、春高バレーの予選に出られなかったことだけ悔いが残るんですけど、早めにボートレーサーになれてよかったと思っています。

はい。宿舎での生活がずっと続いたらきついかもしれないですけど、オフを使ってうまく切り替えられている気がします。レース間隔が詰まりすぎていなければ、オフの長さもちょうどいいですね。

レース場で練習できる日には行きますが、それ以外の日はなるべくレースのことを考えないようにして、友達とご飯を食べに行ったりしています。私はインドア派というか、一日何もしないで家にいることも好きなので、外出しないで一日中、映画やドラマを観ていたりする日もあります。ただ、私は家でも宿舎でも、かなりの時間、寝ているタイプなので、映画やドラマを観ながら寝落ちすることも多いんですけどね（笑）。

小学5年生からバレーボールを始めたんですけど、その前までは習いごと感覚でゴルフをしていました。レーサーになってから、ひさしぶりにプレーしたら、楽しかったんです。家でごろごろしているだけじゃなく、たまに外で体を動かすのも気持ちいいです。

同期の定松勇樹くんや一期上の末永和也さん（ともに佐賀支部）です。同期の冨名腰桃奈ちゃん（福岡支部）とも行きます。桃奈ちゃんは身長が140センチくらいなので、私がジュニアのときに使っていたクラブをあげて、一緒に回るようになったんです。

佐賀支部は女子が3人だけなので集まることは少ないですけど、定松くんや一期下の常住蓮くんとかと休みが合えばみんなで食事に行くことはあります。シリーズの最終日に先輩たちとお酒を飲んだりもしますね。

一緒に練習に行ったり、レース後にごはんを食べに行ったりしています。るりさんは、先輩というよりおねえちゃんみたいな感じで、なんでも話せる存在なんです。レース場ではボートの話をするんですけど、プライベートでは全然、違う話をしています。美容グッズについてだったり、美味しいお店の話だったり。

もし高校を卒業していたら、美容学校に行きたかったんですよ。ボートレーサーになれてよかったと思ってますけど、もしなってなかったらウェディングプランナーになりたかったんです。

そうですね、買い物にいくのはすごく好きです。かわいい服を見ていたりするのも楽しいですけど、欲しいものを買えるようにするためにも仕事で結果を出したいって思えます（笑）。

前々から欲しかったネックレスがあって……。はじめて予選を突破できたとき、同じシリーズを走っていた先輩と見に行って、そのまま買ったことはあります。

そうですね。オフがあるから一節間頑張ろうという気持ちになれます。オフがなかったらしんどくなるでしょうから、オフは大事だなと思っています。

最初はしんどいところもあったんですけど、先輩たちからアドバイスをいただいたりして助けてもらいました。できないことがあれば悩みますけど、レースがうまくいけば嬉しいし、やりがいがある仕事だなって思っています。私は先輩たちに支えてもらったので、もし後輩ができたら、うまくやれないときの気持ちをわかってあげて、手を差し伸べられる存在になりたいですね。