EASTERN・WESTERN YOUNG
PICK UP RACERイースタン・ウエスタンヤング ピックアップレーサー
イースタンヤング(桐生~住之江)、ウエスタンヤング(尼崎~大村)のそれぞれの注目レーサーを紹介!
5121さだまつ ゆうき 定松 勇樹┃ 福岡出身 ┃ 佐賀支部 ┃
5000番台初! 21世紀生まれ初! 歴史的ニューヒーローだ
歴史的なニューヒーローとなった! SGボートレースオールスター。予選トップ通過を果たしたのも凄かったが、そのまま準優、優勝戦と逃げ切ってSG初制覇。これが、登番5000番台選手による初のSG制覇であり、また21世紀生まれ初のSG制覇ともなった。23歳0カ月でのSG制覇は史上4番目の早さで、文字通りボートレースの歴史にさまざまな足跡を刻み込んだのである。ウエスタンヤングは絶対的格上としての参戦であり、恥ずかしいレースはできない。持ち味である爆発的な攻撃力で、同世代のレーサーたちを圧倒することだろう。
5056にしおか なるみ 西岡 成美┃ 徳島出身 ┃ 徳島支部 ┃
男子相手に互角に渡り合う、来期初A1級の有望株
高校時代にボートレーサー養成所の入所試験を受け不合格。その後、大学に進学し、在学中にボートレーサーへの道を歩み出した。大学は一時休学したものの、レーサー生活の傍ら卒業を果たしている。姉は西岡育未で、姉妹レーサーとして注目を浴びたが、先に頭角をあらわしたのは成美。センターからの思い切りのいいまくりを武器に、成績をあげていき、G1初出場となった22年四国地区選手権では男子強豪を相手に節間3勝をマーク。女子戦線では常に優勝争いを賑わす活躍を見せている。来期は初のA1級昇級が決まっており、ますますの飛躍が期待される。
4980ささき かんた 佐々木 完太┃ 山口出身 ┃ 山口支部 ┃
持ち味の3コース攻めに要注目
ボートレース養成所に120期生として入所し、訓練成績は首席。当初から高いポテンシャルと評判を呼んだ有望株だった。同期の前田篤哉に最優秀新人のタイトルこそ譲ったものの、その後に一気に飛躍。22年5月のG2モーターボート誕生祭では予選トップ通過から王道の逃げ切りV。記念レースを初優勝し、翌年のSGボートレースクラシックにも参戦している。持ち味は気風のいいまくりと鋭いまくり差し。特に3コースからの自力攻めに定評があり、ウエスタンヤングは初日ドリーム戦に3号艇で登場するだけに期待がかかる。モーター仕上がればアウトからも侮れない。
4964つちや みなみ 土屋 南┃ 岡山出身 ┃ 岡山支部 ┃
卓越した攻撃力でポテンシャルの高さ示す
119期の修了記念では優出を果たし、同期女子のリーダー的存在として仲間を牽引。デビュー後も着実にステップアップし、3年でA2級昇級を果たしている。その後、産休で戦列を離れるが、復帰するや即A1級昇級。ポテンシャルの高さに揺るぎなしを証明している。その後はA2級が続いているが、持ち前の攻撃力は冴えを増す。時にチルトを跳ねて強烈なまくりを繰り出すこともあり、戦法の幅が広がっているのが頼もしい。5月レディースオールスターでFを切りリズムが狂ったかに見えたが、その後も1着を量産しており調子に不安はない。
5016みやた りゅうま 宮田 龍馬┃ 兵庫出身 ┃ 兵庫支部 ┃
苦難の道のりを乗り越え、実りつつある努力
ボートレーサー養成所での訓練時代は決して好成績ではなかった。デビューしてからも苦戦は続き、初勝利までに2年を要している。辛さや焦りを感じずにはいられなかった、ボートレーサーとしての出発点である。しかし宮田は倦むことなく努力を重ね、じわじわと成績を上げていく。デビュー5年目に入って覚醒しA2級昇級。その後は惜しいところでA1昇級を逃していたが、今期、ついにA1レーサーに上り詰めた。そして、このウエスタンヤングではドリーム戦に出走。努力と苦労は実りつつある。さらなる上昇のきっかけをつかみたい、重要な一戦となるだろう。
4963さねもり みゆ 實森 美祐┃ 広島出身 ┃ 広島支部 ┃
SGでも活躍! 非凡で果敢な攻めハンドル
果敢な攻めハンドルで早くから頭角をあらわし、ケガで戦線離脱の時期はあったものの、復帰するとふたたび上昇。22年にはトップルーキーにも選出されている。その年の5月、地元で開催されたSGボートレースオールスターで快進撃を見せて準優出。準優勝戦もあわや優出かと思わせる見せ場を作って、非凡さをおおいに見せつけたものだった。同年レディースチャンピオンでは優勝戦1号艇にも乗っている。その後はA2級が続いているものの、昨年11月にデビュー初優勝を果たし、5月レディースオールスターで準優勝。好リズムでウエスタンヤングに臨む。
4959いのうえ ただまさ 井上 忠政┃ 大阪出身 ┃ 大阪支部 ┃
豪快まくりと華麗な差し技で結果を求める戦いに
ダッシュ戦、特に4カドからの強烈かつ鋭い攻撃力には定評があるファイタータイプのレーサー。一方で昨今は差し技にも磨きがかかり、イン戦も信頼度が高く、オールラウンドの強さを身に着けつつある。長身から繰り出すモンキーターンは豪快で、その走りっぷりは絵になる華麗さがある。一時は事故率過多でリズムを崩した時期があったが、昨年春頃からは完全復調。今期適用勝率は7点オーバーとキャリアハイをマークした。ヤングダービーやイースタンヤングはもはや常連ではあるが、これまでは結果らしい結果を残せてはいない。それだけに、今年は気合が入る一戦となる。
5045ひらかわ かおり 平川 香織┃ 東京出身 ┃ 埼玉支部 ┃
桐生順平譲りのスピードターンで水面を席巻
幼少のころからフィギュアスケートを習い、あの羽生結弦と同じコーチに師事するなど将来を嘱望されていた。しかし中学生のときにボートレースの道を歩むと決意し、高校1年生のときにボートレーサー養成所に入所。訓練成績も良好で、早くから注目を集めた。ケガによる長期離脱もありながら、次第に高いポテンシャルを発揮し始めると、昨年はついにA級昇級。女子戦で優出も重ねて、まさに飛躍の時を迎えている。師匠は桐生順平で、その教えを受けて旋回技術にはさらに磨きをかける。師匠譲りのスピードターンで、男子相手でも真っ向勝負を仕掛けてくるだろう。
5089まえだ かける 前田 翔┃ 愛知出身 ┃ 愛知支部 ┃
3兄弟レーサー! 鋭い差し技で上位を睨む
兄の前田篤哉は20年の最優秀新人。また、前田滉は双子の兄。ボート界では稀有な存在である3兄弟レーサーだ。昨年のヤングダービーには3人揃い踏みで、これはビッグレースでは初めての例だった。来期は3人ともA1級、遠慮なく切磋琢磨できる相手が身近にいるのは大きい。レーサーとしてのタイプは兄弟でよく似ていて、差し、まくり差しが鋭い。展開を突くのが巧みと言っていいだろう。かといって、ここ一番では握っての外マイ攻撃も繰り出してくる自在性もある。今年に入ってびわこルーキーシリーズで優出しており、水面相性も上々で、そろそろ目立つタイトルを獲得したい。
5205おさかべ ありさ 刑部 亜里紗┃ 静岡出身 ┃ 静岡支部 ┃
攻撃力が魅力な柔道三段の黒帯レディース
学生時代は柔道選手で、なんと三段を取得。背負い投げが得意技だったという。浜名湖でボートレースを観戦してその魅力に引き込まれ、愛知大学を卒業後にこの世界に飛び込んだ。デビュー期こそ苦労したが、初勝利を8カ月であげると一気に上昇。成績は右肩上がりで、デビュー4期目にしてA2級昇級を決めている。持ち味は何と言ってもセンター筋からの果敢な攻撃。モーターが仕上がればアウトコースからでも強気に攻めて連に絡んでくる。モデルのようなルックスからファンも多く、デビュー1年3カ月でレディースオールスターに選出された。さらなるブレイクの時は近い。
5075なかじま しゅうじ 中島 秀治┃ 京都出身 ┃ 滋賀支部 ┃
来期初A1級! 地元でとびきりの気合炸裂
関西大学在学中にボートレースの魅力にハマり、大学を中退してレーサーの道へ。すぐに芽が出たというわけではなかったが、じわじわと実力をつけていきデビュー3年でA2級へ。そして、今年に入ってさらに充実。来期はついに初のA1級昇級を決めている。飛躍の原動力となったのは、攻撃力に磨きがかかったこと。もともと差し技には見るものがあったが、近況はまくり攻めも増えており、それが1着数の増加にもつながっている。昨年のイースタンヤングはまったく見せ場を作れなかったが、今年は地元びわこ開催。闘志は人一倍のはずで、大暴れに期待したい。
5057うえだ さな 上田 紗奈┃ 大阪出身 ┃ 大阪支部 ┃
果敢なまくり攻めで兄妹旋風を巻き起こせるか
兄は記念でも活躍する上田龍星。その兄と同様、ボートレーサーになる前はBMXの選手だった。ボートレーサー養成所では思うように成績を上げられず、またデビュー後もしばらくは苦労したが、3期目に初勝利をあげると徐々に攻撃力がアップ。果敢なまくり攻めで結果を残すようになった。まだ若干ムラがある印象ではあるが、今年2月のレディースオールスターでは好モーターを相棒に準優出を果たすなど、ハマればきっちり舟券に絡んでくる。このイースタンヤングは兄とともに参戦。兄は優勝候補の一角だが、妹も負けじと上田兄妹旋風を巻き起こすべく奮闘する。