EASTERN・WESTERN YOUNG
PICK UP RACERイースタン・ウエスタンヤング ピックアップレーサー
イースタンヤング（桐生～住之江）、ウエスタンヤング（尼崎～大村）のそれぞれの注目レーサーを紹介！
4914よしだ ゆうへい 吉田 裕平┃ 愛知出身 ┃ 愛知支部 ┃
イースタン初制覇へ！気合高まるファイター
果敢な攻撃、鋭いターン、正確なスタートタイミング。吉田裕平のレースぶりは、とにかく爽快だ。持ち味は何といってもまくり差し。躊躇(ちゅうちょ)なくまくっていく積極性もありながら、旋回力を武器にしたまくり差しは豪快である。特に3コース、5コースの奇数コースで威力を発揮する。イースタンヤングでは常に主力級で、初出場時以外はすべて予選突破。19年びわこ大会では優勝戦に1号艇で乗ったこともある。そのびわこ大会は屈辱の5着敗退で、今回は4年越しのリベンジなるかにも注目が集まる。常滑は地元中の地元であり、気合は誰よりも高まっているはずだ。
4939みやのはら こうき 宮之原 輝紀┃ 東京出身 ┃ 東京支部 ┃
SGでも激走！さらに上昇する2022年覇者
2019年の最優秀新人に選出された逸材で、東京支部の期待の星。着々と力をつけて、昨年はSGボートレースダービーにも出場した。そのダービーでは見事に予選突破。初のSGの舞台でも臆せず戦い抜いてみせた。持ち味はスピードに乗った鋭い差し、まくり差し。特に2コース差しのテクが光る。一方で、近況は積極果敢なまくりも増加中。硬軟自在の攻め筋で、ますます上昇気流に乗っている。イースタンヤングは2022年覇者。5着1回以外はオール1着という、圧倒的な優勝だった。モーターが良かったと本人は謙遜するが、今年も好機を引き当てれば独走状態か。
5096うえはら りょう 上原 崚┃ 沖縄出身 ┃ 東京支部 ┃
衝撃の初優勝劇を見せたウチナンチュー
2月の多摩川ルーキーシリーズは衝撃的だった。初戦を逃げ切り、3走目では4カドまくり一撃。それ以外のレースでもしっかり着をまとめてデビュー以来初の予選突破を果たした。準優では4カドまくりでデビュー初優出を決め、そして優勝戦では3コースまくり差しで一気にデビュー初優勝！初めて手にしたチャンスをいきなりモノにしてしまったのだ。まだまだ発展途上のルーキーではあるが、初優勝を機に成績は上昇中。外枠での走りに課題があるとはいえ、舟券絡みも増やしてきている。ボートレース界では数少ない沖縄出身レーサー、さらなる飛躍に期待だ。
4848なかたに はやと 仲谷 颯仁┃ 福岡出身 ┃ 福岡支部 ┃
ヤング世代をけん引する抜群の攻撃力
ヤング世代ではもはや圧倒的格上の存在だ。SG出場は17節を数え、G1では優出5回、優勝1回。2017年ヤングダービーでG1戦3節目で初優出を果たしており、長くヤング世代をけん引してきた。ウエスタンヤングも18年に優勝しており、今回も優勝候補最有力と言える。最大の武器は攻撃力。力強く握って攻める姿勢はまさに颯(はやて)のごとし。自在性も高いが、ここぞの場面では強攻を繰り出して相手を一気にのみ込みにかかる。5コース、6コースでも着実に連絡みし、イン信頼度もかなりの高さだ。オールラウンドでの強さを誇り、枠番不問で注目が必要である。
4885おおやま ちひろ 大山 千広┃ 福岡出身 ┃ 福岡支部 ┃
女も男も関係ない、堂々たる優勝候補
言わずと知れたヤング世代のトップレーサー。19年レディースチャンピオンを優勝し、クイーンズクライマックスは常連である。だが、もはや女子の枠に収めることはできない。SGや混合G1の経験も数多く、福岡周年での優出もある。何よりウエスタンヤングを20年に優勝しており、これはイースタンもあわせて唯一の女子による優勝だ。18年にはヤングダービーでも女子唯一の優出をしており、ヤングバトルでは堂々たる優勝候補の一人だ。昨年秋の大ケガにより長欠を強いられたが、2月にレディースオールスターで復帰すると、いきなり優出。その後もミッドナイトボートレースで優勝するなど好調モードに突入中。欠場前よりも攻撃力に磨きがかかり、復帰後は9節走って準優2回、優出5回、優勝1回と安定感も抜群だ。
4932しんかい わたる 新開 航┃ 福岡出身 ┃ 福岡支部 ┃
大ブレイクを果たした22年最多勝男
デビュー4走目で初勝利を挙げ、現在も破られていない2連単の史上最高配当をたたき出した。当時は穴男と騒がれたが、しかしデビュー直後に1着を取ったとおりポテンシャルは高く、これが昨年、一気にブレイクした。年明け早々に優勝を果たすと、その後はVラッシュ。年間10優勝は全レーサー中最多で、7月には芦屋でG2モーターボート大賞を優勝して特別レース覇者の仲間入りを果たした。さらに、年間125勝を挙げて最多勝利選手も受賞。まさに覚醒の1年となったわけだ。その原動力となったのは豪快な全速戦の連発で、2コースでもまくりを多用する。イン信頼度も抜群だ。
4938おあし るりか 小芦 るり華┃ 佐賀出身 ┃ 佐賀支部 ┃
ついに初A1級昇級を果たす、まくり覚醒
デビュー期に大きな事故点を抱えつまずきを喫し、強烈な挫折を味わったが、それが自覚を促したか、その後は的確なスタートからまくるスタイルで着々と成績アップ。ここ2年ほどはしっかりとA2級をキープし、昨年はレディースチャンピオンに初出場。今年の初戦となった徳山でデビュー初優勝を果たし、ついに来期は初のA1級昇級となった。その原動力は、何といってもまくり一撃。隊形次第で迷うことなくまくっていく気持ちのいいレースぶりを見せ、特に3コースからのまくりは強力だ。2コースでもジカまくりを放つケースもあって、常に強攻に期待がかかる。同時に1コースでの信頼度が急上昇しており、取りこぼしが激減した。
