お宝レーサー 狙い目レーサーをピックアップ!

第7回 2019年1月版

4989石原翼/静岡

生粋のレーサー、掛け値なしの握りマイ!

 1マークでいち早く握り込んで攻めていく。スピード感満点の握りマイで目下売り出し中なのが石原翼だ。
 学生時代は「レンタルカート」というレーシングカート競技で活躍した石原。この競技でチャンピオンにも輝いたことがある、天性のレーサーだ。この経験をもとに、石原は祖父が活躍したボートレースに転身。レースコースを水面に変えても、そのスピード感や遠心力にビビらない度胸は健在だ。
 アドバンテージポイントと言えるのは、十八番の全速まくり差し。スピードを保ったままエグっていくターンで、デビューから38走目であげた初1着も5コースからのまくり差しだった。18年は8勝をあげたが、そのうち4勝がまくり差しでのもの。先頭まで届かずとも攻め続けるハンドルで2着3着はあわせて21本と、まくり差しハンドルにはさらに磨きがかかっている。
 印象的だったのは18年11月の多摩川開催だ。節間3本の3着を獲り、水面特徴もモーターの足色もつかんだ最終日。5コース発進で、6コースの選手にスタートで出し抜かれて万事休すと思われた瞬間、艇を外に開いてからの“まくられまくり差し”で1着! 絶体絶命の展開も瞬時に頭を切り替えてのまくり差しはお見事の一言だ。
 ルーキーだと侮るなかれ。外枠時の石原のまくり差しは「見時・買い時・儲け時」の三拍子揃っているのだ!

5012加倉侑征/福岡

ツケマイの威力抜群! 握りまくれ!

 加倉侑征は、まだデビューして1年と少し。実は特筆すべきデータはそれほど残していない。しかし、とにもかくにもツケマイで攻めたときは魅力タップリ! その破壊力とターンスピードは満点で、新人だと侮ってはいけない威力があるのだ。
 最近のルーキー世代でよく見かけるのは、6コースでは差しやまくり差しを選択する選手。しかし加倉は違う。18年9月下関でデビュー2勝目をあげているが、これが6コースからのツケマイでのもの。10月芦屋であげた3勝目は決まり手こそ「抜き」だが、1マークは強ツケマイで攻めていた。スタートで少しでものぞいたり、内が劣勢のときなど、隙あらばとばかりに落とさずまくりにいく加倉。その姿勢は気持ちがいいし、今は着や結果は残らなくとも、今後の期待感は絶大である。
 最近は6コース一本ではなく、4コースまでなら入るようにもなってきた。コースが少しでも内になれば、必然的にまくり、ツケマイの威力はさらにパワーアップするはず。それを証明したのが12月の若松で、2コースからまくりを打った選手に対してさらに外からのツケマイを決め、4コースからの勝利!
 今後は転覆を恐れることなく、ぶんぶん握り続ければ、確実に明るい将来が見えてくるだろう。臆することなく握りまくり、突っ走る。そんな加倉の1マークにぜひ注目してほしい。

5017澤田尚也/滋賀

121期チャンプは二刀流で攻める

 18年はSG2連続優勝で沸いた滋賀支部。これに続けと期待される未来のSGウィナー候補、それが121期の修了記念競走を優勝した澤田尚也だ。
 澤田のレーススタイルは基本、まくり差し。デビュー17走目であげた初1着も6コースからのまくり差しだった。ただ、そのまくり差しは艇団が開くのを待ってから放つようなものではなく、展開をしっかり見据えて艇団を割って入ったり、ターンマークの根っこに突き刺すようなもの。握り込みの早さがとにかく素晴らしく、初動ハンドルを入れて握ると同時にモンキーターンの態勢に入っていく。ここは、他のルーキーよりも早く、澤田の大きな武器。これがあるから、1マークでの展開が有利になっているのだ。
 18年秋からは、4コースまでなら入るようにもなっており、当然6コースよりは1マークまでの距離が近いのだから、まくり差しの角度もさらに鋭くなっている。今期はまだ始まって2カ月しか経っていないが、勝率5点ペースと成績の上昇ぶりがハンパない。さらに勝率が上がれば、初A級も見えてくるだろう。
 また、澤田の戦いぶりは実はまくり差しばかりでなく、道中で窮屈な隊形になったときや同体で競っているときには躊躇なくまくりも放つ。これが1マークでもたびたび見られるようになれば、さらに成績アップは間違いないだろう。19年は躍動的なまくりとまくり差しの二刀流で、活躍の場を広げていくだろう。大注目!

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