お宝レーサー 狙い目レーサーをピックアップ!

第9回 2019年3月版

4931木谷賢太/香川

5コースまくり差しがトレードマーク

 まくり差しと道中諦めない走りで勝率を上げ、着実に力をつけてきているのが木谷賢太。2018年前期あたりから内枠も解禁し、レースにもコースにも慣れ始めてきてから、まくり差しハンドルのキレが冴えわたっている。今期は惜しくもB1級だが、適用勝率は5.31。A2級ボーダー=5.40に迫る数字を残した。ここ1年の間に、1着回数は増え、勝率も3点台から5点台へ。今期も前期と変わらぬペースで数字をあげており、2月中旬時点で2連対率も30%を超えていた。
 注目したいのは、「5コースからのまくり差し」だ。過去1年で5コースまくり差しでの1着は7本! 同期生(118期生)との比較でも、5コース勝率はピカイチである。今年の1月、唐津で走った木谷は初戦で中嶋健一郎、宮崎奨らA級選手を5コースからのまくり差しで撃破すると、3走目にも荒川健太らをやはり5コースまくり差しで沈めた。この節は準優勝戦まで駒を進めているが、その原動力はもはやトレードマークと言ってもいいほどの、5コースまくり差しだった。
 近況はルーキーシリーズでは準優出が増え、5コースでの期待度はさらに高まっている。この勢いなら、初の優出も目前だろう。そして、その優勝戦で5コースに入ったなら……大仕事もありそうだと胸が高鳴る!

4949横田貴満/佐賀

差しハンドル巧みなクルクルレーサー

 ホームストレッチでもバックストレッチでも巧みに走り位置を変えていき、ターンマークごとに小回りハンドルで着を上げる。そんな走りで成績を上げてきているのが横田貴満だ。
 ルーキー世代は握ってナンボ、という物言いがあるが、モーターや番組編成の傾向によりインがとことん強くなっている現代ボートレース。1号艇にA級が入るシード番組も増え、ルーキーがいくら握っても届かないケースはめっぽう増えた。そんななかで、横田は差し技で成績を上げてきている。こんなルーキーがいるのが面白いところだ。
 その差し技を見ると、レバーの落とし位置、ハンドルの入れ具合、ターン中の乗艇姿勢、レバーの当て具合、体重移動などなど、どれをとっても上達が感じられる。内からギリギリの圧力を他艇にかけてクルッと回ったり、外からハンドルを入れて絶妙な位置で落としてクルッと回ったり、まさに「クルックルッの省エネ(?)ターン」といったところだ。これがハマる機会が増えて、勝率は2点台から近況4点台と上昇中。特に2連対率は一気に20%以上上昇、3連対率も同様に上昇しており、しっかり舟券に絡むようになっているのだから目覚ましい。
 過去には「ヒモ獲り名人」と称されるレーサーがいたものだが、横田もその後を受け継ぐのか!? この着獲りで予選を突破し、準優2着で優出、そして優勝戦ではズバリ1着! まずは初優出を目指す段階の横田だが、そんな光景を近いうちにもぜひ拝んでみたい。

4966田川大貴/長崎

奇数コースからの握りマイ一撃!

 やまと学校(現ボートレーサー養成所)の卒業記念競走で優出、B1級並みのあっせんを受けてデビューした田川大貴。初勝利は45走目、同期のなかでは5番目の水神祭で、その後の活躍が期待されたものだ。しかし、スタート事故によりF休みの期間も長く、なかなかレースでの経験も増えずに、他の同期に比べて伸び悩みの感もあった。それがここに来て、握るレースで絶賛売り出し中に! まさに遅れてやって来た、発祥地期待のルーキーだ。
 握りっぷりの良さを見せつけたのは、1月の若松。1号艇だがコースを獲られて3コース発進となった田川は、スタートでもやや後手を踏んだかたちとなった。しかし、田川はかまわずツケマイ一撃。インからは見えない位置から飛んでくる、気持ちのいいまくりだった。勝率アップの原動力は、間違いなくこの握りマイだ。
 田川は舟券の狙い目も、今のところわかりやすい。というのも、今期は1着は3コースと5コースだけで、2着と3着は2コースと4コースと6コースが多い。つまり、奇数コースで1着、偶数コースでヒモ、という傾向なのだ。今後どう変化していくかはわからないが、現状はこれで田川狙いの舟券の的中率がアップするかも!?
 今期もFを切ってしまっているが、今後はスタート事故に気をつけながら、得意の握りマイで活躍してほしい。F休み後の一撃に期待大!

←
→