同期の桜

第17回 114期

 SG常連の羽野直也を筆頭に、松尾拓、村松修二、西野雄貴、松山将吾、女子では中村桃佳に倉持莉々……もはや全国区のスターたちが鈴なりの114期。もちろん、人気だけでなく実力もルーキーの中ではトップクラス。2019年の全体勝率5.42は、他の期の追随を許さない断然トップだ。
 名前が売れまくっている上記の面々はここでは棚に上げて、今回は伸び盛りのスター候補生たちを紹介したい。まずは、大阪の井上一輝。8月の住之江・大阪ダービー優勝戦で、湯川浩司、石野貴之、太田和美などを6コースから一撃の差しで粉砕。3連単948倍の大波乱を巻き起こした大穴男だ。その勢いで期別勝率も5.77→6.27に大幅アップ。2020年はピッカピカのA1レーサーとしてさらに大暴れすることだろう。井上の得意戦法は3コースまくり。4コースから外ではまくりも差しも繰り出す自在派で、基本的に握って攻めるスタイルは穴を頻発しやすい。「迷ったら井上一輝の全速戦を狙え」と肝に銘じていただきたい。
 114期のまくり屋と言えば、女子の蜂須瑞生(群馬)も赤丸急上昇で売り出し中だ。モーターを伸び型に仕上げ切ってしまえば、2コースから6コースまで握って攻めまくる。その勇猛果敢なスタイルは成績にも直結し、期別勝率は4.42→5.36に急騰。A級レーサーの仲間入りを果たした「赤城のクイーンビー」を侮るなかれ。常に蜂の一刺し=センター一撃まくりを警戒しておきたい。

蜂の次は鳥。香川の妻鳥晋也も、隙あらば握って攻める猛禽類だ。特に2、3コースからはガンガン握って攻めるタイプで、外の選手が暗躍して大穴になるケースも多い。ここ1年ほどやや低迷しているのが気になるが、スリットからあれこれ迷わず大鷲のように力強く飛翔してほしい。
 デビューから5年半、19年の後半あたりから驚くほど成績がアップした遅咲きの戦士も多い。東京の伏見俊介は課題だったターンスピードに磨きがかかり、20%に満たなかった2連対率が40%に倍増した。得意戦法は「関東ガマシ」さながら4カドまくりだ。
 同じく東京支部で4カドまくりが大好物の宮内直哉も、16%の2連対率がここ半年で40%に大幅アップ! イン受難の水面で育ったせいか、伏見も宮内もややイン戦を苦手にしているのだが、それすらも克服できればさらに成績を上乗せできるだろう。カドからまくってインから逃げて、オールマイティーな活躍で東京支部の期待の星になってもらいたい。
 同期のスター軍団の背中を追いかけながら、人知れずスキルアップしている114期。この期の「スパルタ教育係」として他の面々から畏れられている(?)中村桃佳が戦列復帰すれば、さらに全体の成績が底上げされることだろう。

登録
番号
ボートレーサー名
支部 / 出身
級別 勝率
4831 羽野  直也
福岡 / 福岡
A1 6.94
4828 松山  将吾
滋賀 / 京都
A2 6.74
4808 松尾   拓
三重 / 三重
A1 6.72
4816 村松  修二
広島 / 広島
A1 6.35
4812 西野  雄貴
徳島 / 徳島
A1 5.98
4825 倉持  莉々
東京 / 茨城
B1 5.69
4817 渡邉   翼
山口 / 山口
A2 5.65
4809 外崎   悟
埼玉 / 埼玉
B1 5.63
4811 向井田 佑紀
広島 / 広島
B1 5.62
4822 百武   翔
佐賀 / 佐賀
B1 5.57
4826 井上  一輝
大阪 / 大阪
A2 5.52
4819 蜂須  瑞生
群馬 / 群馬
B1 5.43
登録
番号
ボートレーサー名
支部 / 出身
級別 勝率
4824 松井  洪弥
三重 / 三重
A2 5.35
4818 伏見  俊介
東京 / 香川
B1 5.31
4813 宮内  直哉
東京 / 東京
B2 4.44
4821 妻鳥  晋也
香川 / 愛媛
B1 4.35
4815 伏島  祐介
東京 / 栃木
B1 4.15
4805 今泉  由喜
福岡 / 福岡
B2 4.00
4830 勝又   桜
静岡 / 静岡
B2 3.35
4806 佐藤  享子
大阪 / 大阪
B1 3.20
4814 加藤  裕太
愛知 / 愛知
B1 2.64
4820 上野   励
福岡 / 福岡
B2 2.16
4807 岡   悠平
東京 / 神奈川
B1 2.09

※30歳以上のレーサーも掲載しています。選手名をクリックしてプロフィールをご確認ください。2019年11月22日時点

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